Kindle出版で収益報告の数字だけを真似しない方がいい理由

Kindle出版を始めたばかりの頃、他の著者の収益報告記事をよく読んでいました。「このジャンルはこれくらい売れているらしい」という数字を見て、近いテーマを選べば自分も同じくらい伸びるだろうと考えていたのです。この記事では、その実体験と、そこから今のやり方に変わった理由について書きます。

収益報告の「金額」を参考にジャンルを選んだ結果

正直に言うと、思うようには伸びませんでした。収益報告を参考に選んだジャンルに取り組んでみたものの、期待していたほどの反応は得られなかったのです。

他人の数字を追いかける矢印と、自分の工程を積み上げる図を対比させたシンプルな図解

やってみて分かったのは、収益報告の金額だけを参考にしても、再現に必要な条件までは分からないということでした。

金額の裏にある、記事には書かれない条件

取り組んだ時期

同じジャンルでも、早い時期に取り組んだ方が読者の反応を得やすいことがあります。収益報告はその時点での結果であり、後から同じジャンルに参入したときの状況とは条件が異なります。

ジャンルの競合状況

自分が取り組む頃にはすでに競合が増え、目立ちにくくなっているケースもあります。収益報告が書かれた時点の競合状況は、今の状況と同じとは限りません。

投入できる時間

著者ごとに本業の忙しさや家庭の事情は異なります。同じ工程を踏んでも、かけられる時間が違えば仕上がりのスピードや質も変わってきます。

金額という結果の数字は、こうした条件がすべて噛み合った上で出てきたものです。条件が違えば、同じ手順を踏んでも同じ結果になるとは限りません。

だから今は、金額より工程を公開している

この経験があってから、発信するときは「収益額そのもの」より「どういう工程で作っているか」を公開するようにしています。

例えば、Kindle出版なら企画・執筆・デザイン・出版という工程をどう分担しているか。SNS運用なら戦略・制作・レビュー・投稿という役割をどうAIに任せているか。こうした工程は、時期やジャンルという条件が変わっても、自分の状況に合わせて取り入れやすいものです。

金額は、書いた瞬間からもう過去の一点の数字でしかありません。工程であれば、今この瞬間から自分の環境に当てはめて試すことができます。参考にするなら、数字より工程の方が実用的だと感じています。

よくある質問(FAQ)

Q. 収益報告を見ること自体が良くないのですか?

A. そうではありません。目安として見る分には参考になります。ただ、そこに書かれた金額を目標値としてそのまま真似ようとすると、条件の違いで期待通りにいかないことがある、という話です。

Q. 工程を参考にすれば同じ結果になりますか?

A. 断定はできません。工程を参考にしても、時期やジャンル、投入できる時間によって結果は変わります。ただ、金額よりは自分の環境に合わせて調整しやすい情報だと感じています。

まとめ

他の著者の収益報告を参考にジャンルを選んだものの、思うようには伸びなかった実体験から、金額という結果の数字には時期・競合・時間といった条件が隠れていることに気づきました。今は収益額そのものより、企画から出版までの工程を公開するようにしています。工程は、条件が変わっても自分の環境に合わせて取り入れやすい情報だからです。

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