
AIを使った作業を効率化したいと思っても、「複数のAIを契約すると費用がいくらになるか読めない」という不安はつきものです。とくにAPIキーを発行して従量課金にすると、使用量に応じて請求額が増えるため、月末の金額を見通しにくくなります。この記事では、ぼくが実際にやっている「AIを2つ契約して、どちらもサブスク契約の範囲で併用する」構成を紹介します。現在は月6,000〜7,000円ほどを目安にしながら2つのAIを分担させているやり方と、正直な弱点まで書きます(料金は2026年9月時点)。
AIは1つに絞らなくてもいい、ただしコストは見通したい
AIでの作業に慣れてくると、1つだけでは物足りない場面が出てきます。ぼくの場合は、同じAIに文章の作成とチェックを続けて任せると、見落としが残ることがありました。片方が調子を落としている日もあります。役割の違うAIをもう1つ加えることで、文章の見直しや行き詰まったときの対応がしやすくなりました。
一方で、2つ目・3つ目と増やすと費用が気になります。API経由の従量課金は、使用量に応じて請求額が積み上がるため、月末まで金額が読めません。個人でやっていると、この「読めなさ」がじわじわ効いてきます。
そこで整理したのが、いまの構成です。2つのAIを、どちらもサブスク契約の範囲で併用しています。この運用では、APIキーによる従量課金は使っていません。

いまの構成と、API課金にしていない理由
メインはClaude Code、もう片方はCodex
日々の作業の主担当はClaude Codeです。コードを書く、ファイルを整理する、SNSの下書きを作る、といった作業をここで進めます。もう片方のCodex(ChatGPT側)は脇役で、できあがった文章を別の目でチェックする、行き詰まったときに相談する、画像を生成する、という用途に絞っています。メインの画面から、必要なときにコマンドでCodexを呼び出す形で、サブスク契約自体に連携機能があるわけではありません。
なぜサブスクのままにしているか
理由はコストの読みやすさです。ぼくの現在の使用量(平日ベースで1日2〜4時間ほど)であれば、従量課金より定額のほうが月の予算を立てやすく、上限が読めます。もちろん、大量に呼び出す使い方やチーム利用では従量課金のほうが有利な場合もあります。ここはあくまで、個人がこの程度まわす使用量での話です。
月あたりの費用の内訳
内訳はシンプルです。Claude側が月22ドル(税込・ドル建てのため為替次第で、目安は3,000円台半ば)、ChatGPT側が月3,000円。合わせて月6,000〜7,000円ほどを目安にしています(料金は2026年9月時点)。ドル建ての分があるため、月によって合計額は少し前後します。
実際に使ってみて分かったこと
2つに分けて良かったのは、同じAIに作成とチェックを続けて任せると残りがちな見落としを、もう一方に別の視点で拾ってもらえる点です。とくに文章のトーンや誇張表現のチェックは、書いた側とは別のAIにやらせると判定が甘くなりにくいと感じます。片方が上限や不調で使えない時間帯も、もう片方で作業を止めずに済むことがあります。
弱点もあります。サブスクには利用上限があり、ぼくの環境では、そこに当たった日に文章チェックや画像生成(どちらもCodex側)が使いにくくなることがあります。その日はAIだけで完結させず、手動で確認しています。また、自動でCodexを呼ぶ仕組みも、最初からうまくいったわけではありません。当初は毎回よけいな前提設定まで読み込み、トークンを使いすぎていました。呼び出し専用の軽い設定に分けたところ、ある1回の実測では、やり取りが20,293トークンから4,411トークンに減りました。毎回同じ割合になるわけではありませんが、前提情報を分ける効果は確認できています。自動化するなら、この「よけいな読み込みを削る」一手間は必要です。
よくある質問(FAQ)
Q. AIを2つ契約すると高くつきませんか?
A. 従量課金にしなければ、目安は月6,000〜7,000円ほどです。1つを解約して1つに絞る手もありますが、ぼくの場合は「別の目」がある安心感のほうが上回っています。
Q. APIキーを使ったほうが安いのでは?
A. 使用量によります。呼び出し回数が少なければ従量課金のほうが安いこともありますし、多ければ定額が有利になります。ぼくは月ごとの金額を読めるようにしたかったので、あえてサブスクのままにしています。
Q. 3つ目、4つ目と増やしたほうがいいですか?
A. 増やすほど管理と費用がかさみます。まずは「主役1つ・別の目1つ」で十分だと思います。
まとめ
AIを2つ契約しても、どちらもサブスク契約の範囲で使うなら、月あたりの費用は6,000〜7,000円ほどを目安にできます。メインをClaude Code、もう片方のCodexを「別の目」と割り切って分担させると、見落としが減り、片方が止まっても作業を続けやすくなります。ただしサブスクの上限に当たると同じ側が使いにくくなるので、手動に切り替える手順は先に用意しておくと安心です。

