自動投稿のタイトルが切れた原因|下書き確認の落とし穴

ぼくは、SNS や記事の下書きづくりに AI エージェントを使い、内容を確認してから、WordPress と note に自動で公開しています。

以前、「フリーランスがAIに任せていいこと、任せてはいけないこと」という記事で、下書きは AI に任せて、公開の判断は自分でする、という線引きを書きました。

今回はその続きです。線は引いていたのに、確認する場所を1つ間違えていた、という実例を書いてみます。

公開した記事のタイトルが、途中で切れていた

8月に、マンガ第2弾『職場の解剖室』を出版しました。その紹介記事を WordPress と note に公開したあと、アイキャッチ画像を見て違和感がありました。

画像に入っているタイトルが、書名のところで終わっていたんです。

下書きのタイトルは、次のとおりでした。

> マンガ第2弾「職場の解剖室」を出版しました|無料キャンペーン始めます

公開ページでは、これが次のあたりで切れていました。

> マンガ第2弾「職場の解剖室画像だけではなく、記事タイトルそのものも同じところで切れていました。

原因:タイトルの中のカギカッコで、取り出しが止まっていた

ぼくの自動投稿では、Claude Code と組んだ仕組みが、下書きからタイトルを取り出しています。

下書きには、タイトル案をカギカッコで囲んで書いています。仕組みは、最初のカギカッコから次の閉じカギカッコまでを、1つのタイトルとして読む作りでした。

普段はこれで問題ありません。ところがこの回は、タイトルの中に書名のカギカッコが入っていました。仕組みは書名の閉じカギカッコをタイトルの終わりだと思い、そこで取り出しを止めていたんです。

「下書きは正しい、取り出したあとで切れる」を示す横3段の流れ図。左の書類アイコンに下書きのタイトル全文「シリーズ第2弾「本の名前」を出版しました」を1行で表示(外側のカギカッコの中に、書名の「」がもう1組入っている形を正確に描く。二重カギカッコ『』は使わない)。中央の見出しは「タイトル抽出:書名の閉じカギカッコで止まる」(「カギカッコ」は カ・ギ・カ・ッ・コ の5文字。文字を省略しない)。書名の閉じカギカッコ」の位置に赤い切れ目線。右のブラウザ画面に、切れたタイトル「シリーズ第2弾「本の名前」だけを表示し、その後ろの「を出版しました」は表示しない。中央と右の間に小さく「ここは下書きを見ても分からない」。日本語ラベル、ゴシック体、落ち着いたブランドカラー、白背景。本の表紙・人物の顔は入れない

同じ書き方が、ほかに4か所あった

最初は、アイキャッチにタイトルを入れる部分だけの問題だと思っていました。

ところが、Claude Code に同じ書き方をしている箇所を探してもらうと、投稿の仕組みのほかの4か所で見つかりました。

  • WordPress に投稿する部分
  • note に投稿する部分
  • note の下書きをチェックする部分
  • 別の方式でアイキャッチを作る部分

最初に1か所で書いた取り出し方が、そのまま別の場所にも使われていたようです。1か所だけ直していたら、次に同じ形のタイトルを書いたときに、また別の場所で切れていたはずです。

5か所とも、閉じカギカッコの最後のものまで読む形に直しました。

仕組みを直しても、公開済みの記事は直らない

もう1つ気をつけたのは、すでに公開した記事のことです。

仕組みを直しても、その前に公開してしまった WordPress と note の記事は、切れたタイトルのままです。この2本は、正しいタイトルとアイキャッチで、1本ずつ更新し直しました。

自動化の不具合を直したときは、これから作るものと、もう出してしまったものを分けて考える必要がある、と感じました。

下書きの確認だけでは、見つけられなかった

この件でいちばん考えさせられたのは、ぼくの確認が下書きの段階で止まっていたことです。

公開の前には、毎回、下書きを読んでから OK を出しています。この回も読んでいました。そして、下書きのタイトルは最初から最後まで正しかったんです。

間違いが起きたのは、下書きのあと、仕組みがタイトルを取り出すところでした。下書きをどれだけ丁寧に読んでも、この間違いは見えません。

前の記事で書いた線引きは、今も変わっていません。ただ、その判断のときにぼくが見ていたのは AI が作った下書きで、読者が実際に見るページではありませんでした。

いまやっていること

この件のあとで、変えたことは2つあります。

  • タイトルの中に書名を入れるときは、内側のカギカッコを『』にする
  • 投稿の仕組みを直したときは、ときどき公開されたページを開いて確かめる

1つ目は、同じ穴にもう落ちないための書き方の約束です。仕組みのほうも直してありますが、書く側でも避けておくと安心です。

2つ目のほうが、ぼくには大きな変化でした。自動で投稿していると、公開後のページを開く機会はどうしても減ります。下書きを読んで OK を出したところで、確認が終わった気持ちになってしまうからです。

まとめ

  • 下書きのタイトルは正しかったのに、公開ページでは書名のカギカッコのところで切れていた
  • 原因は、タイトルを取り出す仕組みが最初の閉じカギカッコで止まる作りだったこと。同じ書き方がほかに4か所あった
  • 仕組みを直しても公開済みの記事は直らないので、1本ずつ更新し直した
  • ぼくの確認は下書きの段階で止まっていた。いまは公開されたページも見るようにしている

ぼくの場合、AI に任せる範囲が広がるほど、自分がどこを見て確認したのかを考え直すようになりました。自動投稿を使っている方は、たまに公開ページのほうも開いてみると、下書きでは見えないものが見つかるかもしれません。

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